東野圭吾『マスカレードゲーム』を読む。

東野圭吾作品。似たようなマスカレードシリーズというか「マスカレードホテル」と「マスカレードナイト」を読んだが「マスカレードゲーム」もあったとは・・。

今回は被害者に不利益な法制度に切り込んだ本。

『マスカレードゲーム』

殺人事件が3件も連続して起きて関連して殺人事件が「ホテル・コルテシア東京」でも起こりそうとと推理のもとに新田警部がまたまたホテルマンとして潜入してお馴染みホテルのベテラン山岸尚美とともに宿泊者の監視にあたる話である。

駐輪の仕方に注意した大学生が逆切れされて少年入江に殺される。犯人入江は少年に送られただけであった。森元俊恵は強盗に入られて殺されて犯人は18年の懲役に。村山慎二と付き合った前島唯花は別れたら写真をばらまかれ唯花は精神的に落ち込み1年後自殺する。村山は懲役3年執行猶予5年の判決。これらの遺族たちはやるせない気持ちを持ちネットで集まって話合いをして心を癒していた。彼らが相次いで殺されたがもしかしたらローテーション殺人ではないかと警察は考えたところにホテルに遺族たちが宿泊予約されている情報を警察はつかんで新田警部らは潜入したのだ・・・・・。

ホテルで監視していると実はローテーション殺人ではなく・・・・。

(裁判なんて罪の重さを賭けにした検察と弁護士たちのゲームに過ぎないという遺族にとって耐えられない法を揶揄した女性の言葉からタイトルがでてきたのだろう。)

☆☆☆