加納朋子『7人の敵がいる』を読む

加納朋子作品。58歳。2010年出版。女性は子育てとともに幼稚園や小学校・中学校などでの父母会などの役員など保護者としての役割が大変な負担になっている。いまでこそ男性が関わる時代になってきているのかもしれないが・・・・。自分には経験がないけれどあり得る話として興味深く読ませていただいた。

『7人の敵がいる』

夫も仕事を持ち、妻陽子は出版社の編集者として超多忙な日々を送っているのだが一人息子陽介が小学校に入学ということで愛する息子が学校でトラブルがないように最初のPTAの会合に出席するのだが・・・。陽子は会社でも男性にも負けない仕事をとブルトーザーという異名を持つやり手で通してきた。PTAにはほとんど女性の出席ということで独特のものがあった。役員選出は特に誰もやりたがらない、静かに状況をみる。責任を取ることはイヤ。時間を無駄にしたくない陽子は我慢がならずに挙手して持論をぶつ、同性の女性を敵に回すことが多かった。そして義母や義家族も自分が手が回らない時に近所の義母に迎えを頼むことも、そうなると義母から直接ではなく小姑から遠回しに苦情が・・。仕事中心の夫もまた敵になる。本当の息子でないだけに子供も‥。やり過ぎると先生からも反撃が・・・。陽子はそれでも女性と妻と母と役員と仕事と何役もこなしていく・・・・・。

(小学校卒業にあたってやり合ったPTA会長に改革案をもって挨拶にいく。・・7人の敵があり、されど8人の仲間あり・・。と言われてお互いは・・・。)

☆☆☆

 

人質解放を求めた米欧。

米欧がイスラム組織ハマスに対して人質解放を求めた。はっきりと米欧が人質解放を求めた声明を出すことはなかったように思うがイスラエルの停戦とともに人質の解放を求めたものだ。しかしイスラム組織ハマスは他国に左右されることはないと突っぱねている。国際社会がイスラエル軍の停戦や撤退を求めてもなかなかイスラエルは同意してこないのと同じなのだろう。イスラム組織ハマスイスラエルも国際社会を信頼して人質解放とイスラエルの撤退をお互いに実行することがパレスチナの人々の命を守ることであり、パレスチナの真の自立と安定・安全・繁栄を目指すための大事な一歩である。

イスラム組織ハマスは自分たちの身を守るためにパレスチナの人々を犠牲にしてはならない。第一義に考えるべきことはパレスチナの人々の安全・安心・安定だ。国際社会はそれを担保すべく努力しなければならない。当然イスラエルは撤退しお互いを尊重する姿勢が必要なことは言うまでもない。

「戦術核兵器配備」ベルラーシ。

ベルラーシのルカシェンコ大統領はロシアの戦術核兵器を数10発配備したと述べたと伝えられる。理由はNATOの脅威があるからと述べたと言われる。

使用条件は明文化されておらずこれからプーチン大統領と協議すると伝えられる。

これがまかり通るなら何でもありになってしまいそうだ。極端な話架空の脅威をでっちあげて戦術核兵器NATO全域にとか日本にとか韓国にとか際限なく核の拡散が続くことになる。そのことが結局地球の破滅を意味するからと核禁止条約や核兵器廃絶やらと戦後長い間紆余曲折がありながらも議論してきたことではないのか。安全保障理事会でも特に核については議論してきたはずである。それが安保理常任理事国であるロシアが戦術核兵器を配備するようなことをするのは理解できない。米欧はロシアがウクライナに侵攻という暴挙をしても戦術核兵器を配備することはないはずである。戦争の拡大を抑えるようにロシアの自制が求められる。

福ニャン日記  円安進行

4月26日 晴れ

円安が進行して1ドル155円とビックリする円安だ。目下政府・日銀が円安が過ぎると介入するかどうかと騒がれている。海外に行く人には痛手なのだろうが日本に居るしかない年金生活者などは円安というよりも物価が上がって行かないかということだ。

株価も政府介入を警戒したり海外の戦闘状況を睨みながら落ち着いてきた。いずれにしても円安や株価には縁がないなあ。

山道散歩。目下雨が降ろうが風が吹こうが歩くと決めて日々頑張っている。ウグイスの鳴き声に力づけられ、オタマジャクシの泳ぎに楽しみを頂いて・・・・。

エンレイソウが可憐な花を咲かせるようになってる。)

 

ついてないなあ!朝乃山関。

5月場所が5月12日から始まるのだが三役復帰を期待され、活躍を相撲フアンから期待されてる朝乃山関が巡業中に膝を痛めて3週間の加療が必要と診断されたという。

横綱への挑戦で朝乃山関も候補のひとりと期待していたのに年齢とともにケガをしやすく、しかも治らないという傾向にあるのかなあ。

相撲界も横綱照ノ富士関は膝・腰を痛めているし、大関貴景勝関は首を痛めているし

大関霧島関は調子を落としている。大関豊昇龍関は取りこぼしが多い。

琴ノ若関は強いけれどもどうなのだろう。

誰かしっかりした強い力士が相撲界は欲しいけれど乱戦模様で新入幕力士に優勝をさらわれるような状態だ。その点朝乃山関にしっかりと安定した取り組みを見せて欲しいのだが・・・・。5月場所は出場できるのかなあ・・・・。

トランプ詣で。

日本の自民党の麻生議員がトランプ氏と会談するために渡米した。賛否両論あるだろうが米国の大統領選はどうなるのか各国ともに関心があるのは間違いがない。最近は各国の政府関係者がトランプ詣でが目立つという。万一の場合に備えてという思いもあるだろうしトランプ氏としても自分の力を見せる意味でも益があると考えているだろう。

何分トランプ氏は米国共和党の大統領候補者として圧倒的力を見せたのだから裁判問題やお金の問題などいろいろあっても米国民がトランプ氏を選んだらどうしようもない。

何といってもトランプ氏の話術の力強さはいろいろあっても「米国をふたたび偉大に」というと米国民もその気になりそうな気配がある。

バイデン大統領と日本の岸田首相とは雰囲気的に似ている。どちらも力強さに欠けるところが人気がない一番の理由だと自分は思っている。力強さがなくても地道な政策をやってる人がいいように思うけれど・・・。権力に執着する人はどうか・・・。

「宇宙非核決議案」否決。安保理。

米国や日本などが安全保障理事会で提案した「宇宙非核決議案」は15票のうち13票賛成もロシアが拒否権・中国が棄権で否決されたという。

最近のいつも通りの結果になっている。北朝鮮が衛星を打ち上げる状況も見える中で宇宙を支配するものが地球を支配すると考える輩がいても不思議でない状況だ。もしそんな国がでてきたら核を使って宇宙を支配し・地球を支配するということも荒唐無稽ではなくなるかもしれない。そうなるまえに宇宙非核決議案で各国に理性を求めたのだが当然のようにロシアが拒否権を発動し、中国は態度を曖昧にしてロシアに寄り添ったということなのだろう。

時間がかかっても国連機関の機能回復を目指したほうがいいような気がする。ロシアはウクライナとの戦闘に敗れでもしないかぎり国際的協調はないだろう。それならば急がば回れで国連の改革を目指したほうがいいように思うなあ。