判断示せないAPEC会議。

米国に参集したAPECの首脳たちは中東問題とロシアのウクライナ侵攻について結論を出せなかったという。各国の思惑が決断を鈍らせているのだろう。

判断の基準は簡単なことだ。国際社会の将来を見据えた時国際的な協調を阻害することにはNOを突きつけることだ。

ロシアのウクライナ侵攻は明らかに常任理事国という責任ある国がウクライナに侵攻し侵略したのだから考える余地なくNOを突きつけなければならない。

中東のイスラエルガザ地区への攻撃はどうか。少なくとも奇襲攻撃でイスラム組織ハマスは他国に攻撃したのだからNOだろう、しかし反撃・報復が奇襲攻撃を越えてイスラエルが反攻している部分については「過剰防衛」として厳しく審査しなければならないし状況によってはイスラエルにペナルティを課すことも当然視野に入れなければならない。各国がハマスについては人質全員の解放を要求しイスラエルには戦闘の停止と過剰部分のペナルティを通告しなければならないだろう。外交を難しくしているのは誰なのか。単純化して解決することが必要なのではないか。