心身喪失の殺人は無罪!

4年前の神戸市での親族・近所の人など5人殺傷事件に神戸地裁が無罪判決。

精神鑑定での心神喪失状態か心神耗弱状態かで争われた事件は無罪判決がでた。

なんとなく腑に落ちない。こんな人の命を奪うような事件で無罪とされて今回は親族だけれど一般の人が殺されたとしたら遺族は納得できるだろうか。これまでは選挙権など成人としての権利や義務は行使することもできなかったのだろうか。

微罪な事件での無罪はわかるけれど重大事件においては有罪判決でいいのではないかと思うが法律によれば微罪であろうと重大犯罪であろうと心神喪失であれば罪に問われないとなる。仮定の話になるが成人の男が2人殺して心神喪失だから無罪とされて被告の家族は喜べるだろうか。せめて有罪とされたほうがいくらか精神的には安らぐ。

これで法律解釈は正しいのだろうか。事実として殺人という重大犯罪があるのに無期懲役もしくは死刑か無罪かという極端な判決は正しいのだろうか。喪失と耗弱の間には軽重があるはずだ。しかし死刑と無罪の極端な判決がある。うーーーん。