岩井圭也『この夜が明ければ』を読む。

岩井圭也作品。これで3冊目。北海道の知床などでは鮭の時期などにサイクリングやツーリングなどで番屋に寝止まりしてアルバイトするというニュースがあるがこの本は曰くありげな男女7人が働いていて一夜に事件が起こってそれぞれの過去が・・・。

夜から夜明けまでの話で誰が誰やら・・・・。

『この夜が明ければ』

カラフトマスを捌く何週間かの仕事。少し人里はなれた宿舎で暮らす人たち。助け合いながら働いていたのだがある夜。大地と女が街に出かけて大地が崖から落ちて死んでしまう。女は帰ってくるのだがあんまり大地が帰らないので探しに行くと死んでた。

警察に連絡するべきという者と警察を呼ぶべきでないという者で分かれた。身を隠して逃亡のようにしてここに来た人がほとんどなのだ。しかも大地は脅迫の遺書を残し1億のお金を残していた。さてどうするという話で夜が明けないうちになんとかしないと。

(現実離れした事件と人たちの話なのだが・・・。)

☆☆