東野圭吾『あなたが誰かを殺した』を読む。

東野圭吾作品。10月新着本という。東野作品はハズレがないからなあ。

別荘地で大量殺人事件が犯人はすぐ自首してきたのだが・・・・。ご存じ捜査1課の加賀恭一郎が推理を働かせて真相を暴いていく話だ。ただ推理が状況が難解になっていくようでついていくのに大変だ。

『あなたが誰かを殺した』

櫻木家・山之内家・飯倉家・高塚家・栗原家という5軒の別荘地。仲もよく1年に一度のBBQを楽しんで交流していた。そんなところでBBQの後の深夜、櫻井家の主人と高倉家の妻と栗原家のご夫婦と山之内家の遊びに来ていた娘の夫が刃物で刺されて殺された。

5人が殺され1人が未遂であった。

そして桧川大志という男が犯行後レストランに寄り飲食をした後で自分が殺人を犯してきた。死刑になりたいので詳細は語らないと口を閉ざした。

なぜ事件が起きたのか、なぜ殺されなければならなかったのかということが知りたいと残された人々で検証会が開かれることにその席に山之内家で夫を殺された春那の知り合いということで休暇中の加賀恭一郎が参加することに。別荘地の人々の中に共犯者がいると見た加賀は誰もが本当のことを言っていないと聞いて回り、ついに死刑になりたくて殺人を犯した桧川と接触していたのは栗原家の娘学生の朋香だった。仮面夫婦を続けていた親の離婚問題で悩んでいたことが・・・。それが・・。

(朋香の付き添いで検証会に参加した女性はじつは犯人の妹でなぜ兄が殺人を犯したのか真実を知りたいと。全員に”あなたが誰かを殺した”と手紙を送っていた。)

☆☆☆