東野圭吾作品。副題にガリレオ7とあるようにご存知ガリレオシリーズの7番目だ。
草薙刑事と物理学者の湯川氏と部下の内海さんのコンビで事件を解決していく話。
いつ読んでも一定した面白さがあるのは感心するし東野作品が読まれる理由だろう。
4編の事件を取り上げてる。幻惑す(まどわす)心聴る(きこえる)偽装う(よそおう)演技る(えんじる)の4編だ。
『虚偽の道化師』
「幻惑す」新興教団で幹部が窓から落ちて死んだ。教祖は自分が悪いと自首したのだが
自殺として釈放された。しかし湯川はマイクロ波が使われたのではないかと・・・・。
「心聴る」は浮気をしてた部長がベランダから落ちて死んだ。浮気の相手も前に死んでいた。部下がおかしい言動で逮捕された。調べてみると耳に異変があったという。
湯川は電磁波ではないかと・・・。
「偽装う」友の結婚式に出た草薙と湯川は別荘地での殺人事件に遭遇する。途中で出会った娘さんの夫婦が銃と絞殺で殺されたと思われたが・・・・・。
「演技る」は劇団の主宰者が殺された。今の恋人とかっての恋人は劇団の関係者。
かっての恋人が動機もあり怪しいのだがみんな演技がうまくて真相がつかめない。しかし写された写真から湯川は真相に迫る・・・。
☆☆☆