EUも大変だ。ロシア侵攻で。

世紀の実験ともいえるEUができて約20年。当初の欧州石炭・鉄鋼共同体の6か国から60年以上経つ。加盟国も27か国に増えて増えるとともにいろんな国がいろんなことをいうからまとめるのは大変だろう。英国の離脱が大きな山場だったのだろうがロシアのウクライナ侵攻も長期化するにつれて軋みも出ているように思う。

加盟国のひとつ。クロアチアのミラノビッチ大統領はウクライナへの軍事支援を拒否した。拒否しただけでなく西側諸国のウクライナへの軍事支援について「極めて不道徳。クリミアが再びウクライナの領土になることがないのは明らかだ。」とまで言った。

「ドイツがウクライナに戦車を供与することでロシアが中国に接近する。」さっぱり分からない。不道徳とする理由は何なのか。ロシアはこれまで以上に中国との関係は良好といい、もはや中国に接近しているのは明らかだ。そうでなければ中国はロシア侵攻を止めているだろう。クリミアをロシアが簡単に併合させたことが現在のロシアのウクライナ侵攻に繋がったことも確かなことだろう。ロシアにクロアチアの大統領は篭絡されたのではないか。EUも大変。世界も大変だ。