非があるのはロシアだ。

ロシアとウクライナのトップが年頭演説を行った。

ウクライナのゼレンスキー大統領は「今年を兵士と避難民の帰還の年にしよう。」

ロシアのプーチン大統領は「侵略の道徳的・歴史的正しさはロシアにある。」

どこに道徳的正しさがあるのかさっぱり分からない。他国の国民を侵略し殺害することが道徳的に正しいとはどこから出てくる論理なのだろうか。歴史的正しさとはロシアの

かっての栄光を考えているとしたら時代錯誤も甚だしい。「米欧は嘘をつきウクライナをロシアの弱体化と分裂のために利用している。」ウクライナの侵攻がなければ経済制裁もなければウクライナに武器を供与することもない。すべてはロシアのウクライナ侵攻にあることは明らかだろう。「祖国防衛」の責務を果たすよう求めたけれど侵略の理由がいい加減ななかでロシア国民は祖国防衛などという美辞に惑わされるロシア国民ではないと信じたい。大国ロシアはウクライナ侵攻がなくても大国なのだ。安保理常任理事国であることがその証明のはずだ。自ら大国への信頼を失う行為を行ったのだ。