江差の昔の話③

江差の町民は火事だけに悩まさせたのではない。現在はコロナが心配だけれど昔はいろいろな疫病に苦しめられたらしい。

明治9年には天然痘が流行とある。明治12年にはコレラが発生して174人感染で83人が死亡という。明治18年にもコレラが発生。明治19年にもコレラが発生。明治23年には流行性感冒が全国的に流行。明治26年には全道的に天然痘が大流行。全道では2454人が罹患して954人が死亡という。明治33年には腸チフスが流行。全道で患者が1000人余もあった。

とにかく命に係わる疫病が人々を襲ったようだ。江差は人の出入りが多かったから命を失った人も多かったのではないか。そんな中で生きることに一生懸命だったのだろう。