江差の昔の話②

江差の町史を紐解くと

明治以前も明治以後も火事と疫病との闘いのなかで人々は暮らしていたのではないだろうか。ざっと明治以前をならべても

1703年(元禄15年)江差大火・1734年(文政9年)伏木戸で火災120棟

1767年(明和4年)江差大火 342棟焼失 市街地の半分

1813年(文化10年)江差大火 250棟焼失1833年(天保4年)津花から出火300棟焼失 姥神町から出火 270棟焼失 1835年(天保6年)江差大火上野町新地焼失 1841年(天保12年)甲屋から出火 2町類焼 1842年津花町から出火 649棟焼失 1861年(文久1年)影の町から出火 50棟焼失

昔の時代だから数は正確かどうかは分からないがこのころ江差は1500戸前後ではないかと思うが火事がでると町の2割・3割いや5割以上焼失してる場合もある。

消防設備も消防団もない時代には火がでたら必ずといっていいほど大火になったのではないか。江差は風も強い。それでも人々が協力しあって家を建て直し復興してきたのだろう。昔の人たちの逞しさが伝わってくる。