恩田陸作品は何冊目だろう。ついつい図書館にある本のすべてを
読みたくなる。最後まで読めた本は自分の中では合格なのだ。
「三月は深き紅の淵を」 4部作だ。
第1章 待っている人々。
ミステリーを愛する会長の同好の士が集まる豪邸に会長の会社の「巧一」
が選ばれて参加する。そこでの話題が「三月は・・・・」という作者も意図も
評価も不明の本が話題になる。素人か有名作家か年齢も性別も不明の本。
第2章 出雲夜想曲。
出版社も違う若い女性編集者が「三月は・・」本に興味をもち作者の確信を
得て作者に会うべく夜汽車で出雲に向かう。しかし そこは廃屋になっており
手がかりを失ってしまう。
第3章 虹と雲と鳥と。
ふたりの高校生が公園で謎の死を遂げる。自殺か他殺か。ふたりは異母姉妹
だった。父の墓を詣でようとを旅にでた。そこで待ってたのは父は5人を殺し、
強姦までして自殺した男という村人の話であった。それが死の引き金か・・・。
高校生は小説に興味があり家庭教師をしていた女性に思いを託した。
第4章 回転木馬。
どのように小説を展開するか、書き出しはどうするか。展開の中身が・・・・。
第3章まではすいすい読めるのだが第4章になるとよく分からなくなる。
これがミステリー小説なのだろう。 うーん!うーん!