大きな勘違い。

ロシアのプーチン大統領が演説したときに各国大使は拍手せず無言の抵抗をしたという。当然と言えば当然だろう。なにしろウクライナの危機はロシアがクリミアに侵攻した時のアメリカの対応が現在のウクライナの危機を招いていると言ったというのだから。確かにクリミア半島をロシアが併合した時米欧は経済制裁などを課した。しかしロシアは安易にクリミア半島を併合できたことが現在のロシアのウクライナ侵攻に繋がったことは明らか。もっと米欧がロシアのクリミア半島併合に厳しい対応していたら現在のロシアのウクライナ侵攻は起きなかっただろう。

ロシアのいうロシア侵攻は正当だというのは明らかに大国の横暴である。

世界はロシアに対して寛大である。それは常任理事国という大国であること。資源大国であることなどで核の脅しにも非難にもじっと我慢しているように見える。

しかしロシアへの信頼は少しずつ落ちて行っている。例えロシアがウクライナに勝利するようなことがあってもロシアの信頼回復には長い年月がかかるだろう。もはや力で現状を変えようとする動きは時代遅れなのだ。ロシアは勘違いをしている。