第2次大戦前の正当性。

ロシアの大統領が年次教書を発表した。

「戦いに至らしめたのは西側諸国でロシアは紛争を止めるために尽力した。」

侵攻したのは西側諸国が悪いからだと断じた。2014年クリミア半島を戦後の国際法を踏みにじり前時代的方法でクリミア半島を併合したのはこれも西側諸国が悪いからかと問いたい。「親ロシア派がいる地域を平和的に保つために最善を尽くした。」というが大国ロシアが一番嫌がる内政干渉を自ら手を突っ込んで侵攻という手段に訴えたのはクリミア半島で西側諸国が強硬手段にでなかったことで短期でウクライナを攻撃してまた「共和国」方式で併合すればまた成功すると考えた結果だろう。現在のウクライナ東部も共和国にして併合したことを考えると2度あることは3度とロシアは同じ過ちを繰り返すだろう。戦いに至らしめたのは西側諸国ではない。侵攻を始めたのはロシアだ。西側諸国はこの国際法違反を野放しすることは世界を混乱させると判断したからだ。国連を無視し、人権を無視し、ウクライナ国民の命を蹂躙し、ウクライナの国を荒廃させ続けるロシアに我慢の限界だということだ。

安保理常任理事国の大国ロシアが紛争を止めるために尽力したとは笑止千万。

世界大戦前の正当性を言い続ける大国ロシアが分からない。

紛争が拡大するようにしてきたのはロシアではないのだろうか。