鈴木光司『アイズ』を読む。

鈴木光司作品。久しぶりに鈴木作品を読む。65歳・静岡県出身・慶応大学卒。ミステリーやホラー作品で人気。特に「リング」「らせん」が映画化されヒット。

この本は8篇のミステリー短編が収録されてる。短編だけに展開が早く理解が・・・。

『アイズ』

「鍵穴」は高校時代の親友3人、鳥居・大石・杉浦。ひとりの可愛い女の子を3人とも憧れを持っていた。特に鳥居は女の子と同じ大学に入り結婚して高層マンションに住むという夢を持って頑張ったひとり。夢破れて無気力になった。残りの2人が鳥居の親からの知らせでアパートに行って鍵穴から覗いてみると彼女の写真を前にして自慰をして死んでいた。社会にでて大石は高層の高級マンションにかっての女の子と結婚していた。杉浦が訪ねていくとマンションは鳥居が死んでた跡地に建てられたものだった。

「杭打ち」は野末は遣り手で物を売ることに長けていた。愛人とゴルフをしている時に池で槍に刺されてようにして死んでいる男を発見。警察に届けると自殺だったという。

不審に思ってまたゴルフ場に行くと死んだ男の妻という女性に会い自宅まで送ることに。夫の自殺の原因は娘にお金を借金をしてまで援助したこと。野末はかって娘と関係を持ち貢がせたが嫌気がさして売り飛ばしていた。それが分かって女性を車から追い出したのだが車の後ろから槍がずーーーと飛んできた感覚に・・・・。

他6篇。

(「クライ・アイズ」はドールと愛人とが同じ姿で・・。など怖い作品ばかり。)

☆☆☆