宗田理『ゴッドマザーと子ども軍団』を読む

宗田理作品。先日ご逝去されて図書館でも追悼展示をしていた中の1冊。34年前に出版の作品。「前向上 お涙ちょうだいします。・・涙の物語です。・・・きっと泣けます」が面白いが・・。

『ゴッドマザーと子ども軍団』

玉井タマ子は5人の子供を抱えてスーパーに献身的に勤めていた夫が社長の秘書と心中したという。苦労を重ねて子供を育て、葬儀屋を開業してからは事業も順調、長男の仁がT大を卒業して夫のいた会社に入社してからは夫の死の解明と仇討ちを子供たちとともに計画。記者でのちのレポーターの滝の情報を得ながら大山社長・息子一哉・専務小野寺・秘書樋口など会社内の関係を利用し破壊しながら色仕掛けや株操作などでドタバタと追い詰めてやっぱり父は殺されていたことを突き止めて・・・・・・。

(途中おかしくなってもじっと我慢して読んでというわりには笑えなかったし泣けもしなかったなあ。34年前は泣けたのかなあ。)

☆☆☆