中山可穂『深爪』を読む。

中山可穂作品。レズの本が多い作家。女性を知りたいと思う時、ちょっとエッチを読みたい時にたまあに読む本。本を読んでる分には叱られることもないからなあ。

『深爪』

優しい夫と幼稚園に通う男の子を持つ妻は音楽教室を開いている。7年の結婚生活のあとで翻訳家の独身のレズの女性と浮気をする。夫は男性でないから女性との浮気には極めて寛容だった。翻訳家は妻に夫と別れて子供と3人で一緒に暮らそうと時間が自由な生活なので甘い甘い生活を送っているのだが・・。ふたりは分かれる。次にであったのが詩人で長距離輸送の運転手。この人に熱をあげて運転手のアパートに転がり込む。

詩人は夫のところに二人で土下座して子供を返してくれと申し入れるのだが寛容な夫も拒絶する。裁判の調停になって夫は子供と面会の条件をつけてあっさりと離婚を受け入れる。子供が精神的にまいってドモリになるなどを見たら夫も子供との関係が切れることが耐えられなかったのだ・・。

(男性と女性のセックスの考え方の違いを考えさせられる。今の時代はレズへの考えも変わった。アダムとイヴの食べたリンゴは普通のリンゴと完熟の少ないリンゴがあったのではないか・・・。)

☆☆☆