右手盛賢富『こちら横浜ポートシティ不動産』を読む。

右手盛賢富(うて・たかひさ)作品。1963年生まれ不動産関連のコンサルティング会社も設立。初めて読む。どちらかというと不動産相続を優しく小説風解説か。

貧乏人の自分にはどうでもいいことだけれどどんなに財産が少なくても遺言はあったほうがいいらしい。残った人のために・・。

『こちら横浜ポートシティ不動産』

横浜ポートシティ不動産の横井社長は社内でもゴルフクラブを離さない。なんとか浜野という女の子が入社した。資産家の夫金蔵が亡くなり相続について妻君子から相談を受ける。本家には夫の姉二人が住み、君子は独身長女と住み、次女は米国で結婚していて1女がいる。長男は資産のうちのアパートに住んでいるが父に勘当されててeスポーツとアルバイトで生計。遺言書があればいいのだがそれがない。資産は貸地や米国のマンションや本家・現状の住まい・アパートとたくさんあるが家族は複雑である。横井社長と浜野はなんども足を運んでなんとかみんなが幸せに納得できるようにまとめ上げる。

(相続は権利ばかりを言ってるといいことはない。残してくれた人がどんな思いで相続させたいのかという思いも考えないと‥。遺言書を残すことが一番ということ。)

☆☆☆