「羅刹海市」中国で大ヒット。

中国ではネット配信された「羅刹海市」という曲が大ヒットしているという。再生回数は数億といわれる。国があべこべな様子を目撃したという内容に風刺が込められていると感じる人々が多いのではないかと言われている。これは中国では民衆が望む政策の方向性が逆という見方だ。

中国では反権力的な動きはすぐに統制されて削除されたり謝罪させたりという過去がある。民衆の反権力の動きを見ながらデモなどに走るのではなく歌ぐらいはガス抜きになると当局は考えているのかもしれない。目下当局は動きを見ているのだろう。外部からは中国の当局がどう対応するのかを注意深く見ていくのも面白いかもしれない。

もともとは清時代の価値観の逆転した状況を描いた羅刹国という短編小説を元にした刀郎という人が配信したものであるという。