仙川作品。恐ろしい中国で鬼嵐と言われた風土感染症を利用した製薬会社の企てが描かれる。小さな町の街おこしをも踏みにじる悪意ある企てで国民に恐怖を引き起こす。
『鬼嵐』
外国人実習生をたくさん受け入れている町。中国からシャンヤオカイという羊の一種から精子を受けてこの動物を飼育して肉を売って町おこしにしようとする同級生がいる町に大学で感染症の研究と診療をしていた及川夏未が父の病院に出戻りした。
そこで次々に感染症を疑われる壮絶な死を遂げた人がでた。外国人実習生・シャンヤオカイがその死の元凶と疑われる。海外から戻ってきた夏未の上司が国の研究チームの長となり夏未も手伝うことに。上司はシャンヤオカイが感染源と突きとめ感染経路もほぼ突き止めるのだがその感染症の治療薬を提供した製薬会社の人もふたり死んで疑問を感じた夏未は同級生などと真実の解明に立ち上がる。夏未は自分も殺されそうになりながらついに・・・。結局14人が感染して亡くなった事件も収束した。でもいつか・・。
(製薬会社といえど悪意があればいろいろなことが起こりうる。注意ぶかく自分の頭で考えることが必要ということだろう。闇雲に人を信じると落とし穴に落ちることも)
☆☆☆