東野圭吾氏の506頁の長編小説。小学生の時の事件がその後白夜の中を行くような
人生を強いられる少年と少女の話。次々に事件を起こし刑事が追ってゆく。
『白夜行』
携帯もまだないバブル前後の頃質屋の主人が殺された。桐原亮司はその息子。
母子で貧しい生活をしていた唐沢(西本)雪穂の母は自殺か事故か死んだ。
二つの事件は迷宮入りで解決していなかったがひとり笹垣刑事は追っていた。
亮司はパソコンの能力を発揮して、雪穂は生まれつきの美貌で誰にも知られずに
ふたりは密かに繋がっていた。亮司はゲームソフトやハッカーとしてお金を稼ぎ、
雪穂はお金持ちと結婚と離婚を繰り返しながらブティックを経営拡大していくのだが。
刑事は質屋の主人は女の子に興味がある性癖をもっていたことを突き止めて事件の
元々はその性癖が災いしてると亮司と雪穂を追い詰める・・・・・・。
私立探偵や亮司を脅した質屋の店員なども殺されたのだ。
(長編だからたくさんの人たちの人間関係が複雑だが面白い。)
☆☆☆☆