障碍者の悲劇がまた・・・。

大阪市平野区自治会の班長さん選びで起こった悲劇。

多分誰も悪意をもって起こそうとして起こった事件とは思われないから悲劇だ。

班長さんを選考するのに当事者全員によるくじ引きで決めるのがルールだった。

そこに一人住まいの知的障害・精神障害をもつ36歳の男性がいた。

話し合いが持たれてそこで男性は何ができるかできないかを書かされた。

「晒しもの」にされたと感じたのだろう、翌日男性は自殺した。

書かせたという自治会長さんも会員に説明するのにはっきりしたものが

あったほうがいいという判断だったと思われる。

心を広くもち自分で責任をもって会員さんから苦情があったら説明すると

腹をくくればこんな文章を書かせることはしなかっただろう。

班長や学校の役員をやりたくないという風潮が蔓延していることも自治会の

会長さんの判断を狂わせた原因でもあるのだろう。

文章を読むと一行でも書いたのをみたら「分かった・わかった」会員さんに

説明するからと言って終わる話ではなかったか。

ただ。障害者の親の中には「うちの子はできるからなんで差別をするのか」と

問題を起こす親がいてもおかしくない世の中であるのも事実であろう。

提訴された。判決を注目してみてみたい。