折原一『双生児』を読む。

折原一さんは早稲田大卒業編集者を経て作家。なにげに本を手にした初めての作家。

双生児を扱った叙述がややこしい小説で何度か読むのをあきらめかけたがなんとか

最後まで読むことができた。今と過去が入込、双子というややこしさも。

『双生児』

  金持ちの後妻にはいった女が娘にきつく当たって、娘は耐えられず外に

  遊びにでて男と知り合い妊娠してしまう。その後かって病院を営んでいた

  家のぶらぶらしていた息子がその女を誘拐して家に匿ってしまう。女は

  双子を産み、育てられずにこうのとりの箱にいれて棄ててしまう。

  後妻は相続があるので娘と孫を探偵に頼んで探してもらう。探偵は妊娠

  させたと思われる男を助手にして探索を続けるのだが20年が過ぎ

  探偵は半ばで死んでしまう。生まれた子はひとりは一般家庭に養子となり

  ひとりは養護施設で育てられる。それを助手はなんとか探し当てるのだが・・。

☆☆

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