作者 大栗傳兵衛 という古臭い名前に「桜咲く」。
聞いたことのない作家であったがコントラストが面白いと。
「桜咲く」
孫の取り違えに絡んで調査するうちにその母である自分の娘と
妻の疑問に発展してついに会社の会長が殺人まで犯すという話。
数年前病院で3人の女の赤ちゃんが生まれ、社長の娘、泥棒の養女。
住所不明の娘。社長の娘が病気がちで亡くなってしまう。その時に
娘は血液型から自分たちの子ではないと知り病院での取り違えだと
テレビにも出して調査をはじめるのだが・・・。病院は既に倒産。
お金に絡んで社長・会長の周りには胡散臭い人が集まってくる
永井会長は業績をあげ娘婿に社長を譲り順風満帆の人生だったはずが。
DNA検査で娘は妻の不貞によったものとしり感情を抑えきれずに
自分が犯罪者になることによって妻に鬱憤を晴らそうとする・・・・・。
読み易いし分かりやすい面白い。☆☆☆