記事を読んで涙がでた。

   記事を読んだら涙がでた。
   「母」の強さに。「母」の愛に。「強さ」が「愛」が事件を引き起こすことがある。
   徳島県小松島市の嘱託殺人事件の判決がでた。懲役2.6か月。執行猶予4年。
   精神障害をもつ一人娘39歳を抱える68歳の母が18年間娘と向き合う。
   「不潔」に脅迫観念をもった娘はトイレのあとは3時間も手を洗い続けた。
   父も不潔と寄せ付けなかった。母だけには甘えたという。
   昼夜別なく4時間でも5時間でも話を聞いたという。「つらいとは思わなかった」
   事件の4年前にポリープ手術をして病状はさらに悪化して夜中に「謝れ!」と
   怒鳴りちらすこと度々で何時間でも正座して頭を下げ続けたという。
   「心が折れていたわけではない。娘の世話から解放されたいとは一度も
    思ったことはない。」という。 
    結婚7年目。3度目の妊娠で授かった一人娘。
    「子育ての苦労と喜びをくれた大切な人。」という。
    娘に頼まれ首を絞め、自分も首などを切り、母は助かった。悲しい事件。
    
   障がいをもつ妹がいる自分も亡き母のことを思うと涙が止まらない。
   施設の行事に参加しても「母」の愛の強さには感心するばかり。
   こんな事件が起きない社会、起きない仕組みができるといいな。そう切に思う。