佐々木譲「北帰行」を読む。

   もう佐々木譲作品は何冊目だろう。
   函館中央図書館で佐々木譲特集を展示していたのが最初である。
   「北帰行」
   事件もの・サスペンスものだ。
   ロシアの水商売の女性がヤクザの組長に殺された。ロシアのマフィアから
   派遣されて姉が刺客として「ターニャ」が乗り込んできて組長を射殺する。
   ターニャをアテンドしたのが旅行業者で実家が稚内の堅気の「卓也」。
   勤めを果たそうとターニャから逃げずにいると多難が。
   ふたりを追うのは射殺された組長の右腕「藤倉」だ。
   ロシアのマフィアの拠点がある新潟へ逃げるが藤倉は人質を取って対抗。
   しかしターニャは藤倉の仲間たちを撃ち人質を解放してしまう。
   警察と藤倉から逃げるために策略をこうじて稚内に行こうとする。
   稚内では藤倉の手違いで妹が殺されていた。
   藤倉と卓也の取引で妹を殺した犯人の居場所を聞き出し、そこに向かうと
   犯人と藤倉が待ち受けていた。撃ちあいの結果は犯人は卓也が撃つが
   二人がケガをする。ふたりは愛し合う気持ちになったのだがターニャは
   HIVだという。サハリンに逃亡という夢をもつが藤倉との撃ちあいが
   待っていた。結果は・・・・・・・・・・・・・・・。 読みやすいサスペンスだ。 
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