綾辻行人『びっくり館の殺人』を読む

綾辻行人作品。この本はミステリーでも子供向けに読んでもらいたいのか平易な文章で小学校の6年生が出会ったミステリーが描かれるのだが子供向けと言っても装填がすばらしく豪華だ。

びっくり館の殺人

神戸に近いある町にびっくり館と噂される洋館があった。兄を数年前にいじめで自殺のような亡くなり方をした6年生の永沢三知也。噂のびっくり館を見に行ってその館の子供古屋敷俊生と知り合いになり度々訪ねるようになるのだが祖父といわれる龍平に紹介されるのだがその館はビックリ館といわれるようにいろいろな驚くようなことがあった。なにより「リリカ」の間といわれる死んだ姉の名を人形につけた部屋があり人形やからくり物などがたくさんあった。俊生の家庭教師と三知也の女友達の「あおい」と誕生日に行くと祖父は「りりか」を手に腹話術でビックリ館のいわれなどを話してくれた。そんななかで3人でXmasに訪ねていくと部屋がしまっていて呼んでも誰も出て来ずドアを蹴破ってはいると龍平の背中にナイフが刺さって死んでいた・・・・。

密室の殺人事件だった。実は・・。

(俊生が疑われやすかったが最初に龍平を発見した三人は外部の人による殺人と工作するのだが・・・)

☆☆☆