デモで荒れるドイツ。

ドイツは農業者の燃料高や補助金問題などで死活問題だとデモが吹き荒れている。

鉄道労働者も賃金アップや労働時間短縮を求めてデモを行っている。

ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価高やロシアへの制裁の後遺症でドイツはいま全土で荒れ模様だ。これはドイツばかりの問題ではないのではないか。

西欧全体がロシアへの制裁とウクライナ問題の長期化で揺れていると見た方がいい。

確かにシュルツ首相の政策の弱さもあるのかもしれないが元を正せばロシアのウクライナ侵攻が影を落としていることは確かだろう。しかしドイツの一般国民は分かっていても国民の死活問題になっているから政府に不満の矛先を向けるしかない状況なのだろう。ドイツだけでなく西欧全体にロシアのウクライナ侵攻への援助の負担が重くのしかかっているのではないか。ドイツの武器をウクライナに援助したけれどそれが成果をあげていないことのイライラも募るばかりのようだ。

どうすればいいのだろうか。ウクライナを見殺しにするのかどうか。ロシアとの停戦を早めて自分たちの生活を守ろうとする国はこれからも出てくるのではないか。