染井為人『鎮魂』を読む。

染井為人作品。これで染井作品は3作目。壮絶な復讐劇が描かれる。

「復讐は死者の魂を鎮めるためのもの。鎮魂の儀式」ヤクザより怖い半グレのやり放題に被害を受けた男が立ち上がった。

『鎮魂』

天野英介は親の離婚で名前が変わった弟陽介は半グレたちの理不尽な暴行を受け不随になった。渋谷クラブ襲撃事件である。理由は半グレの兇徒連合が敵対する相手を殺そうとして店での人違いだった。幹部は罪を逃れた・・・。

看病していた英介と京子。しかしやっと指が動くまでにリハビリして動くようになったら自分で命を絶った。兄のお荷物になるのを心配したのだろう。英介は復讐を決意した出版社の記者になり兇徒連合に接近してまず3人の幹部を殺害した。グループ同士の抗争と思わせるように。兇徒連合には悪の天才的な頭の指導者がいた。石神丈一郎だ。

海外逃亡の身だが絶対的な力を持っていた。警察も古賀刑事や窪塚刑事が必死で追っていたが・・・。何故幹部が殺され犯人は誰かはなかなか分からなかったが・・・・。

なんと彼らの上司の海老原が娘を脅され情報を流していた。。。、

ダイナマイトを身に纏い集合していた彼らの別荘に全員を殺そうと車を走らせた・・・・・・。

(半グレは世の中はすべて下半身で回っている。人間は賢い猿といってはばからなかった。)

☆☆☆