認知症の恐怖から逃れられるか。

日本の製薬会社エーザイが研究を進めてきたアルツハイマー病への治療薬「レカネマブ」が承認される見通しになったという。

我々高齢者にとって認知症が怖いのは確かである。認知症にならないようにと誰もが自分流の訓練?を重ねているのではないか。これまでは認知症と診断されたら諦めるしかないと思っていたがこの薬はそんな人たちの最後の砦となり得るのだろうか。

調べてみるとこの薬の対象者は軽度認知症患者。軽度アルツハイマー認知症の患者が対象とある。早期のアルツハイマー病には27%認知機能低下が抑えられたと。

中期のアルツハイマー病への進行は平均で3年ほど進行が抑えられたとある。

完治する薬ではないし、自分がどれだけ薬によって進行を抑えられたが本人はよく分からないのではないか。その意味では認知症と言われる前にならないように精々もがくしかないようだ。もし認知症になってもわずかな光が出来たよという位なのかもしれない。それでもないよりは一筋の光明でもあったほうがいい。