欧州を中心のパリ五輪へのロシア・ベルラーシの選手参加にIOCが前向きに検討していることに非難の声が出ている。ロシアのウクライナへの攻撃がなんら変わらない現在非難も当然なのだが・・・。
IOCは「団結させるというスポーツの使命に相応しい解決策を検討している。」選手の人権問題に配慮しているのだろう。ただ気になるのはロシアのスポーツ関係者などの声がでてくるのは参加させないのはけしからんという声が多いことだ。ロシアのウクライナ侵攻には反対しているので参加させてほしいという声ではない。大統領の権力が強すぎて公には言えないのは分かるけれどロシアの教育からいくとなかなか難しいのではないか。五輪は選手の団結で平和をというけれど国威発揚という側面があることも否定できないから五輪の場でロシアの侵攻は正当なものだという雰囲気ができてくるのは困るなあ。ロシアのウクライナ侵攻は誤った判断であることはほとんどの人は認めるのではないか。とにかく今は相応しい解決策の検討を見守ることでありその解決策なるものに妥当性がなかったらパリ五輪のボイコットも視野に対応していくことだろう。
ロシアの選手を参加させることで多くの国がボイコットをして五輪に参加できない選手がでたらそれもまたさらに大きな人権問題になるだろう。
