ロシア軍は誰の為に戦っているのか。

外からロシアのウクライナ侵攻を見ていてプーチン大統領の言動を理解しようとするとロシア軍はいったい誰のために、なんの為に戦っているのだろうと思う。

どうみてもロシア軍はロシアのためというよりプーチン大統領のために戦わされている感がするのは自分だけだろうか。

かって日本軍は天皇陛下のためにと軍に引きずられて大戦を戦ったという苦い歴史がある。いつしか軍の指導者の保身のために負けられない戦いになってしまった。その結果は明らかだ。平和な国がひとりの指導者のために引きずられてはいけない。「兄弟的民族」だという口で戦略的核兵器を民族的兄弟の国に向けて準備するはずはないではないか。民主的国家では民主的運営がなされるから失政は失政として政権が変わるだけでいい。しかしロシアの指導者の末をみても分かるように失政は強権的であるがゆえに末路は厳しいものがあることが多い。だからいったん口にしたことを引き返すことは至難のことだ。だからといって国民がそれに引きずられてはいけないだろう。国民は冷静に判断する必要がある。今の時代は政治がすべてではない。経済という大きな車輪によっても国は動いていく。ロシア侵攻を撤回してもロシアは大きな経済という車輪で動いていくだろう。もうこんな国民にとって理由のない戦争を止めようよ。