英国はトラス氏が首相になって政権をとったけれどこれまで発表した減税政策をことごとく撤回して政権維持が危ぶまれる事態に。
トラス首相の大規模減税策撤回は英国金融市場に国債の金利上昇によって混乱を引き起こしたことによるものだ。
懸念はロシアのウクライナ侵攻にたいする米欧の団結力にひびが入らないかと心配しているのだ。どこの国も燃料の高騰などの対処に忙しい時期に政権の不安定化はいいことではない。したたかなロシアに足元を見られかねないと懸念しているのだ。
政権としては国民の物価高などに対応するために大幅減税はしたくなる。けれど考えてみれば物価高は国家予算にも影響するのだ。この時期に大盤振る舞いすることは国民受けはするだろうが政権の命を縮めかねない。軽々しい政策は後に国民にもツケが回る。
とにかくロシアのウクライナ侵攻はまずは撤回させることが最重要課題だ。クリミア半島を指を咥えてロシア併合を許したツケがいま来ているのだと思う。踏ん張り時だ。