「墓じまい」に思う。

集落全体で墓じまいをしたというニュースは他人事ではない過疎化に悩む日本の5年・10年後の課題だろう。京都府園部町にあるこの集落は13世帯で外にでた世帯も6世帯というから纏って住職と話し合い住民の意見も一致したのだろう。「引き継ぐ人がいなくなりそう」「高齢化が進んでいる」「少子化でこれからの墓守に不安」

墓もまた日本の家の考えが反映しているものだから少子化を考えるとこうならざるを得ない状況になっていくだろう。仏教という日本の宗教に関わる重大な文化にも関わってきそうだ。独立したらお墓も独立していく方法でなく家というよりもっと広い意味で一族的な集約という方法もあるかもしれない。合同墓地や散骨や樹木葬など多様化していくのは間違いがなさそうだ。お墓にたいする考え方も大きくかわりそうだ。

先人があって自分があるのだが先祖はますます遠くになりそうだ。

我が家の墓もどうすべきか考えるなければならないのも近い将来になりそうだ。