#熊谷達也『山背の里から』を読む。

熊谷達也作品。エッセイ集。小説以外はほとんど読まないのだが熊谷作品が好きなので図書館には読んでないのはこれしかなかった。

『山背の里から』(杜の都でひとりごと)

熊谷さんは数学の教員から保険会社を経て作家になったという。仙台の田舎に生まれて嫌で嫌で外にでたかったという。浪人までして大学にいって東京から仙台にきて作家活動を。東北の熊や狼をやマタギを描いて動物作家といわれたという。東北に身をおいて故郷を見つめた時作家としていろいろな素材に目覚めて動物から蝦夷を描きそして海を描き多才な面がでてきたという。

後半は宗教学者山折先生・民俗学者赤坂先生・作家伊坂幸太郎氏との対談が記載されている。やっぱり熊谷作品で面白いのは小説。「相剋の森」「浜の甚兵衛」など好きなのはたくさんあるが熊谷作品で一番好きなのは「群青に沈め」。

☆☆

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