池井戸潤作品。ご存知半沢直樹の活躍する話。相変わらず半沢直樹の真っすぐな性格はスッキリするなあ。一気に読ませるところが凄い。日航の経営状態が問題になった時のことを題材にしているのだろう。
『銀翼のイカロス』
合併してできた東京中央銀行の次長の半沢直樹が再建に苦しむ帝国航空の担当になった。政権が変わって進政党の国土大臣になった女性白井大臣は新機軸を出すべく進政党で帝国航空の立て直しを図るべくタスクホースを立ち上げるのだが・・・。
半沢直樹の前に立ちはだかるのは銀行内部の合併時の派閥争いでありタスクホースから突き付けられた500億円の債権カットであった。間違ったことの許さない半沢直樹は次々に壁を打ち破っていく痛快小説だ。
(人も企業もまずは身の丈にあったことをするべきと。欲が身を誤らせる。という)
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