#町屋良平『しき』を読む。

町屋良平作品。この本の主人公たちは高校生で男の子3人組と女の子3人組を中心にどこのクラスでもいる浮いた感じの3人組がお互いにチラチラみる感じの関係だ。

77歳の自分が読むと孫がいたら彼等はこんなことを考えながら過ごしているのかという思いと自分の高校生のころとの比較を楽しみながら読んだ。

『しき』

草野という男の子が転校してきて星崎と阪田の3人組になる。ネットのダンスに興味をもってまず星崎がダンスを始め阿波踊りで馴染んだ草野もダンスをするようになって

二人は夜の公園で練習するようになる。星崎の弟が反抗期で片親の母親に悪態をつくのだが星崎はそれに悩みつつも弟に理解を示す。半家出してホームレスのような生活をしている同じような年ごろの子と友達になるのだが女の子とセックスして妊娠させて中絶させたと平気でいう友にどうしたらいいかと思い悩む星崎。草野は3人組の女の子に交際を求められ少し交際するのだがキスまでで終わる。なんどかダンスの中断があっても

草野と星崎のダンスはなんとか目標のニューチューブに流すまでに上達するのだが評価はいろいろだった。そんな青春も進路を決めるて3人組は解散する・・・・。

(いまの子はいろいろ考えてるなあ。自分のころはもっと幼稚であったなあ。)

☆☆☆

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