樋口有介『笑う少年』を読む。

樋口有介作品。初めての作家。前橋市生まれの70歳の推理作家という。国学院大学哲学科中退という。「風少女」で直木賞候補にもなったという。

『笑う少年』

若いころ不良仲間同士の喧嘩で殺人を犯しその時の弁護士の事務所で調査員をしている風見サエ。主に調査と危うい裏稼業でひとり息子を育てている。女子高校生などを使い人気投票で人気店に移動させ時にはアイドルとして売り出すという戦略で急成長したピザチェーン店の経営者小田崎は田舎の店の店員が自殺して1億の賠償訴訟を起こされる。それを1千万にするよう弁護士に依頼がありサエが荒を探すべく調査に入る。

調査の過程で自殺した女の子は殺されたものであり、依頼の経営者小田崎は実は

長崎に北朝鮮から流れ着いた男の子が同級生を殺して同級生に成りすまして上京して成り上がった男であることが・・・・。サエは小田崎と対決する・・・・。

☆☆☆(年末年始はもっと格調高い本を読みたかったなあ。仕方がない。)

f:id:yamachanmamechan:20210101151957j:plain