町屋良平作品。芥川賞をとった前作の後に出版されたものという。30代の作家。
感覚的に才能がある作家なのだろう。キレのある短い文章がビシビシ感じるなあ。
さすが芥川賞作家。
『ぼくはきっとやさしい』
小さいころに両親が離婚しているが経済的には問題がない家庭に育った岳文。
その僕が女の子を好きになって友達に紹介したらその子がいいといわれて終わって
その友達とインドに旅してそこで出会った子を好きになって逃げられて、弟の結婚相手を好きになって弟とトラブってブロガーになってた友達のところに居候するはめになってなんとかしなければと・・。それでもコーヒーの香りやささやかなことに幸せを感じてる・・・。
(やさしさとはなんだろう。ぼくのやさしさとは・・)
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