国際刑事裁判所は見ている

国際刑事裁判所ICCはロシアのウクライナ侵攻に関してショイグ前国防相と制服組トップのグラシモフ参謀総長戦争犯罪の疑いなどで逮捕状を出したと発表した。

ICCが124か国が加盟するオランダのハーグに本拠のある国際機関だ。先にはロシアのプーチン大統領に子供の連れ去りなどで逮捕状が出ている。ロシアはICCに加盟していないから直ぐに身柄が拘束されることは難しいがICC加盟国は身柄拘束に協力する義務が生じるから逮捕状が出るとどこの国へでも訪問するわけにはいかなくなる。

国際的には「・・住民の生存に不可欠な物への攻撃禁止・・」という条約があるのだ。

両容疑者についてはICCは逮捕状を出す「合理的根拠」があるとしている。

国連や安保理など機能不全に陥っている状況の中で唯一今起きている戦争に「是々非々」で明確な判断を下している。現実的にはICCが戦争を終わらせるには難しい面もあるが将来的にも国の指導者たちが世界平和を志向するならばICCの力を強めていくことが必要だろう。どの国も横暴は許さないとしなければ・・・・。