ガザ地区の悲惨の陰で。

ガザ地区の悲惨な状況が報道され欧州各地でのデモが報道されるなかでウクライナではロシアが郵便施設にミサイルを撃ち込み6人が死亡し、16人が負傷したと伝える。

軍事攻撃を非難するならばイスラエルハマスもロシアも非難しないと公平ではない。

世界の目が中東に向いている間にロシアは郵便施設という民間施設を攻撃するという行動を起こしている。感情に動かされるままに行動するのではなく冷静に国際社会を見ることが大切だ。ガザ地区の悲惨さは早く解消しなければならない。イスラエルの報復も一旦頭を冷やさなければならない。奇襲攻撃をされて甚大な被害をイスラエルが受けたことも確かである。ガザ地区の悲惨さには及ばないという人がいつかもしれない。

身内を失った人にとっては数ではない。絶対に軍事行動を他国のために起こしてはならない。この原則が守られないことが今回の軍事行動であり、国連の安保理を中心にした機能不全や国連への信頼不足が現在の混乱を引き起こしていることは明らかなのではないか。安全で安定した生活を望むならば他国の攻撃のために軍事力は使わないという約束がなければならない。大戦後70数年が過ぎて暗黙の国際的な約束事だと思っていたがそれが破られている。愚かな人たちが想像以上にいるということか・・・。