中国の習近平主席はG20サミットを欠席して国内の軍事施設や災害地を訪れたという。
外交より国内を優先した形になった。
ただなぜ欠席の理由をはっきり明らかにしないのかは理解不能だ。中国は国連の常任理事国という立場にある。国際的な問題を議論する場には当然参加するべきだろしせめて明確に参加できない理由を明らかにすべきだろう。
これではいかにもG2サミットを形骸化する意図があると国際的に思われても仕方がない。世界平和という究極の理想を追求していくには国際的な団結が求められる。
最近は国連という現状の唯一の全体的国際会議も機能不全に陥ることが多い。それはロシアのウクライナ侵攻以来特に顕著だ。中国が西欧諸国の力によるロシアへの圧力ではなく緩やかな経済制裁という圧力によってロシアのウクライナ侵攻を諫めようとしたのだがこれは当然の如く時間がかかる。もし中国がロシアのウクライナ侵攻に明確に反対していたらロシアのウクライナ侵攻はなかったしこんなに侵攻が長引くことはなかったろう。残念至極。
