岸田首相はG7を前に「中国・ロシアにたいし力による一方的な現状変化は許さず、自由で開かれた国際秩序を守り抜くというメッセージを国際社会に発する機会にしたい。」
この発言に中国は相変わらず即反発した。「隣国の顔に泥を塗るものだ。」と。
戦後70数年。各国ともに平和の経済的恩恵を受けてきたはずだ。もっとも恩恵を受けてきたと思われる中国がロシアの力によるウクライナ侵攻という横暴に国連の安保理の常任理事国という重責にあるにもかかわらずいたずらにロシアの侵攻を許している。
誰もが力による現状変更というロシアの横暴を心配している。日本は中国との友好を望んでいるのは間違いがない。しかしロシア侵攻にたいする中国の種々の発言に心配しながら見ていることは確かである。岸田首相はロシアのウクライナ侵攻以前の国際社会に戻すためにG7で国際協調をしたいという気持ちの表れだ。
中国が先頭にたって国連機能の回復に努めてほしいものだ。それにはまずロシアの横暴を平和的に止める手立ては中国の役割だろう。撤退して頂くという手立てを。