トルコのエルドアン大統領はウクライナのゼレンスキー大統領と会談してウクライナが希望しているNATO加盟を支持したという。
各国の大統領の中でも屈指の手練れの独裁的大統領がロシアが嫌がると思われるウクライナのNATO加盟を支持したことに驚きだ。
ロシアのウクライナ侵攻の長期化にトルコのエルドアン大統領は嫌気が差して、膠着状態の打開を探ったのだろうか。先日にはスウェーデンのNATO加盟が決まったと報じられたばかりである。
ロシアは国内の混乱ばかりでなく外交的にも頭の痛い問題を抱えたのではないか。
プーチン大統領の取るべき道はただ一つ。できるだけ早期に自らの言葉でウクライナからの撤退を指示しそれに沿った形での停戦交渉を国連の場に持ち込み自らの地位の確保と身の安全を図ることが一番である。いたずらに侵攻を長引かせて人の命を犠牲にすることは避けるべきだ。国際刑事機構から逮捕状が出ているがそれは国連の場での交渉とすればいい。