ロシアの広報担当はプリコジン氏?

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創業者プリコジン氏の発言はロシア軍よりもロシアの現状を広報しているようだ。10日にウクライナからの撤退を発表したと思ったら今度は一転して留まって戦うことに。そして戦勝記念日には「政府は国民を守れない」と過激発言。同じ穴の貉がいろいろ言って混乱させようとしているのだろうか。

そもそもウクライナを短期に征服できなくなって以降はロシア政府はロシア国民を守ろうとしていないのではないか。ロシア政府は自分たちの身を守ろうとしているとしか思えない。ロシア国民に米欧の侵略の危機を伝え、愛国心を煽り兵士を増員して戦争を長期化させて米欧の経済的破滅や団結の霧消を狙って自分たちの身を守ろうとしている。

ウクライナ東部の親ロシア派を守ろうとしたというけれどロシアの国民を犠牲にしてまでウクライナに侵攻する意味があるとは思えない。ロシアを守ろうとしているというよりロシアの破滅に向かって進んでいるようにしか思えない。ロシアの領土や文化や伝統を守ろうとしたらいますぐウクライナから撤退して武力でなく外交で国際社会に問うべきなのは明らかではないか。