「明らかな不条理」

ロシアが国連安保理で1か月間議長国となるという。

ゼレンスキー大統領は「明らかな不条理」として非難した。

ウクライナへのロシア侵攻について安保理で議長国として議論を指揮することになる。

世界の国連加盟国の百数十か国の指導者が集まる国連でこの不合理に誰も異議を唱えないことが不思議である。当事国の弁明は当然と思うけれど拒否権にしても当事国が拒否権を発動したら全員の賛成が建前だから決まることはない。

小学校でいじめがあってクラス全員でこの問題を討議するときに全員の賛成でなければ加害者にどうしたらいいか決められないとしたらいつまでたっても加害者は罰せられることはない。少数者を無視しろといってるわけではないが問題を起こした国の問題を討議する時は弁明はともかく問題を起こした国については弁明を聞いたうえで他国が判断したことには従ったり従わせたりするのが問題解決の普通の方法ではないか。

裁判所で裁判官と被害者と加害者と弁護士と検察官の同意がないと決められないとしたらどうなるのだろうか。