中露の軍事協力強化は危険なしるし。

中露の首脳が電話会談をして中露の軍事協力の強化とロシアから来春の習近平主席の訪ロを要請したという。

中露首脳はお互いが打算的な付き合いとか露が中国の言いなりにならざるを得ないとかいろいろな評価はあるが中国にとって台湾問題を抱えていていて習近平主席のもとで台湾の中国化は絶対的な課題である以上ロシアを手放すことはないと思う。

ロシアにとってのウクライナ侵攻と中国の台湾問題は相互依存関係にある。

これまでも決して中国は不法な制裁とは言ってもロシアの侵攻を表立って非難することはなかった。本来なら不法制裁ではなく不法な侵攻を非難して当然のことなのに。

台湾攻撃の場合に大国ロシアを残しておくほうがいいという判断なのだと思う。

新年にあたって中露会談は新しい時代の幕開けには決してならないだろう。

米国やNATOが厳しい決断のもとに圧力をかけなければ決して中露は弱気になることはない。外交は圧力と脅しと思っている国にはそれなりの対応が必要なのではないか。