トルコの最低賃金を50%アップ。

トルコのエルドアン大統領は最低賃金を来年50%アップさせると発表した。

通常の経済で国が潤っていて賃金が50%アップするなら市民は喜ぶだろうがトルコの通貨リラが下落して物価が急上昇のインフレが起きているためとなれば生活が困窮しかねない。これで賃金があがらなければ生活は立ち行かない。デフレも怖いがインフレも怖いのだ。トルコではリラが対ドルで21%下落してまもなく30%下落するだろうと言われている。リラの下落が進めば輸入品はもっと値上げになるからインフレーションの進行が止まらない。大統領は利下げも実施しているのだ。

当然 市民は食料や医薬品を手に入れることが困難になっているという。なにしろ21%も値上げが進んでさらに上昇する気配なのだ。このため最低賃金を50%を上げるというのだが賃金をもらえない層はどうするのだろうか。

何故 こんなことになったのか。各国ともにコロナ禍で経済の停滞とそれに対する対策でお金を市場に出している。インフレになる要素がコロナ禍で起こっているのではないか。遠い国のトルコのことで日本は関係がないのか心配になる。