有川浩作品。図書館戦争で話題になった作家なのだがこの本も面白い。沖縄のどんなガイドブックよりも沖縄に行ってみたくなる本だし、辺野古基地反対の沖縄の人たちの気持ちがちょっとだけだが理解できたような気になった。
大きくなって沖縄の母のもとに帰る3日間と小さい頃の回想と交互に描かれる。
『アンマーとぼくら』
カメラマンで子供のような純で一途な父と先生の下で生まれて北海道で過ごしているのだが母がガンで亡くなる。号泣する父は沖縄にいって沖縄でガイドをしていた女性に恋をし再婚する。子供のリューは困惑するのだが沖縄へ。金ちゃんという友を得て徐々になれて母を「おかあさん」と呼べるようになるのだが台風の日に子供のように台風の
海を見にいって父は崖から落ちた。結婚生活4年であった。大きくなったリューは若い母に気を使って東京で働き沖縄に帰らないようにしていたのだが・・・。おかあさんの希望で3日間帰る。母と父の思い出の地をたどり母の父への愛に感動する・・。
（母が亡き母の北海道の法事にの出向いて祖母と約束する場面。亡き母の生きてた時までは律子さん、でも母晴子と結婚してからは自分の・・。父の遺骨を分骨してくれるように・・。子供の葛藤・父と母たちの愛が十分伝わるいい作品だ。リュウの名前は坂本龍馬。子供じみた父が自分は克己というのだが龍馬という名前が好きで子供につけたと。子供はそれで苦労したのに・・・。）
☆☆☆☆☆
