宇江佐真理『為吉』を読む。

宇江佐真理作品。宇江佐真理さんは函館出身の主に時代物を描く作家だ。

優しい文章が読みやすく心地いい。もう71歳になるようだ。

『為吉』副題は北町奉行所ものがたり。

主人公の為吉は大店の跡取りに生まれたのだが強盗がはいって皆殺しにされた

なかで一人押し入れに入っていて5歳の時に生き残った経歴を持つ。

苦労して育って北町奉行所の中間という職を得、同心に目をかけられ、水茶屋

をしながら岡っ引きを営む田蔵の娘に一目ぼれして娘婿に収まる。

その間のいろいろな事件の様子が描かれる本だ。

☆☆☆

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